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2006年 07月 04日
引退・・・
俺が「ガンプラ復帰」という旅に出てからおよそ10年の月日が経った。
2×歳の冬、夢中だった車のエンジンブローからガンプラ復帰は始まった。

あの頃はMGガンダムに夢中になり
昔を思い出す様に店頭にならんだ。
そして、ひたすらガンプラを楽しんだ。


この旅がこんなに長くなるとは俺自身思いも寄らなかった。
MGガンダム~PGガンダム~コンプレッサー購入~ガンダムML立ち上げ~G2000設立へ。
その後、自分の毎日の日課になるほどになった。

ガンプラ王、オラザクへも出品し
関東の模型店のあらゆる場所でコンテストを戦った。

ガンプラはどんなときも俺の心の中心にあった。
ガンプラは本当に多くのものを授けてくれた。
喜び、悲しみ、友、そして試練を与えてくれた。

もちろん平穏で楽しいことだけだったわけではない。
それ故に、与えられたことすべてが俺にとって素晴らしい“経験”となり、
“糧”となり、自分を成長させてくれた。 と思う

半年ほど前からこの今年のガン王を最後に
約10年間過ごしたガンプラ界から引退しようと決めていた。

何か特別な出来事があったからではない。その理由もひとつではない。
今言えることは、ガンプラという旅から卒業し“新たな自分”探しの旅に出たい。
そう思ったからだった。

ガンプラは男だけで無く老若男女の趣味と成った。
それだけに、多くのファンがいて、また多くの凄腕モデラーがいる。

時には、自分には何でも出来ると錯覚するほどの賞賛を浴び
時には、自分の存在価値を全て否定させられるような批判に苛まれる。

最近になって、「ガンプラ、楽しいですか?」と問われても
「好きだけど燃えない」と素直に言えない自分がいた。
完成品に、大きな感動を覚えながらも
子供のころに持っていたガンプラに対する瑞々しい感情は失われていった。

百鬼2ndの後、みんなの達成感に満ちた顔を心に刻みつつ
込み上げてきた気持ちを落ち着かせたのだが、最後に別れの挨拶をした時、
サッパリした感情が噴き上がってきた。

そして、思った。

ガンプラという旅のなかでも「G2000」は、俺にとって特別な場所だった。


何も伝えられないまま代表そしてG2000から離れる、というのは
とても辛いことだと感じていた。しかし、俺の気持ちを分かってくれている“みんな”が
きっと次の時代の、G2000、そしてガンプラの将来を支えてくれると信じている。

だから今、俺は、安心して旅立つことができる。

最後にこれだけは伝えたい。

これまで抱き続けてきた“誇り”は、
これからも俺の人生の基盤になるだろうし、自信になると思う。
でもこれは、みんなと頑張ったからこそ築く事が出来たものだと思う。

みんなの声を胸に、誇りを失わずに生きていく。

そう思えればこそ、この先の新たな旅でどんな困難なことがあろうと
乗り越えていけると信じられる。

新しい旅はこれから始まる。

今後、コンテストに作品が立つことはないけれど
モデラーをやめることは絶対にないだろう。
誰かと言葉を交わす代わりに模型を作るだろう。子供の頃の瑞々しい気持ちを持って――。

これまで一緒にプレーしてきたすべてのモデラー、関わってきてくれたすべての人々、
そして最後まで付いてきてくれたメンバーに、心の底から一言を。

“ありがとう” w



                                          とうりょう。似合わねぇ

















よ~しっ!ヅダの洗浄すっか!?



俺が「ガンプラ復帰」という旅に出てからおよそ10年の月日が経った。

by mogiyan | 2006-07-04 23:28 | 特別編


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